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社員紹介
「より美しく」この心がけで商品価値を高めたい

私は第二製造部 製造課 工務班の板金班に所属しています。当社では、配電盤や分電盤、制御盤といった製品を自社の工場で板金・塗装・組立の一貫生産が出来る体制が確立されており、その中の板金工程を私たち板金班が担っています。
簡単に当社の板金工程の流れを説明させていただきますと、板金の工程は大きく分けて6つの工程から成り立っています。展開データ入力→NCTプレス→曲げ→溶接→表面仕上げ→検査といった流れになります。配属された当初は表面仕上げと検査を担当していました。慣れない工具や見慣れない図面と格闘した日々を今でも忘れません。その後に溶接工程を任されるようになり9年という月日が経ちましたが、今では私は溶接工程を盤製作の下地作りとも言える重要なポジションであると自覚し、責任を持って自身の仕事に取り組んでいます。安全品質保証として、電気を安全に供給する盤を製作するのはもちろんのこと、皆さんが利用される施設に設置されたときのことを想定しながら、外観にも気を配って製作しています。設置された盤の箱体が傾いていたり、歪んでいたり、少しの衝撃で壊れたりしたらお客様や施設を利用する方たちはどう思うでしょうか?見た目の第一印象が悪い盤を誰が使いたいと思うでしょうか?
「溶接作業は芸術品製作と同じである」と言われるように、製品をより美しく魅せるための作業、これも自社の商品価値を高める上で重要な仕事だと思って取り組んでいます。

何事にも積極的に挑戦

日本が世界に誇る「溶接技術」。
モノづくりの現場には欠かせない技術で、溶接ロボットの増加傾向にある現在でも、高い技術を持った溶接工による手作業での溶接が欠かせないのも事実です。
溶接とは、金属の接合法の一つで、比較的短時間で接合できることや、継手の形状の自由度が高く、気密性も高いなどの利点がある反面、熱を加えて金属を溶かしながら結合させるため変形するという欠点も持ち合わせています。この変形を最小限に抑えようと熱量を下げてしまうと溶け込みが不十分となり溶接強度が落ちてしまうなど、技術者の技量次第で溶接部の強度が左右されたり、寸法不良を出したりと高度な知識と技術が必要な作業です。一枚の図面、一枚の鉄板からモノが出来上がっていく過程を見ながら自分の手で製品を完成させていく達成感はこの溶接作業の醍醐味であり、その魅力に取りつかれ、日々技術を磨いています。
今後はビジネスキャリアや技能検定(工場板金)といった資格の取得にも挑戦して、目に見えるキャリアアップも図っていきたいと思っています。「林に任せれば大丈夫!」、「林さんに仕事を教えてもらいたい!」と思ってもらえるような人になるために、頑張ります!

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